2019年08月28日

NゲージのEH500を加工してみた

【注意】
模型の加工は自己責任でお願いいたします。この記事を参考に加工して損害を負った場合でも、当ブログは一切の責任を負いません。
また、この記事について直接メーカーに問い合わせることもおやめください。


こんばんは。せいかいくんさんです。
寝付けなくて暇なので記事を書いています

NゲージのEH500形3次形に加工を施したのでその様子をお届けします。

●分解
とりあえずバラバラにします。

動力系統の分解の順序には注意が必要で、説明書にも記載がありますが分解の順序は
中間台車→シャフト→動力ユニット
となります。H級ゆえの大変メンドクサイ複雑な構造ですね。ちなみに車体まわりの構造はTOMIX製F級機関車などとさほど変わりません。
分解したら、塗装するパーツは中性洗剤でやさしく洗浄し、半日くらい放置して乾燥させます。

●色差し
出荷状態ではヒューズボックスと碍子がプラスチック成形色のままなので、塗装して質感を変えます。

表面積の小さなパーツなので、エナメル塗料の筆塗りにしました。使用した塗料はタミヤの クロームシルバー で、屋上機器の色とほぼ一致します。

●クリヤー塗装
クリヤーを吹く目的は大きく2つ、表面の保護と艶具合の調整です。EH500の場合、特にナンバープレートのメッキが剥がれやすいので効果が大きいと言えそうです。

このように治具に固定して塗装します。使用した塗料は、車体がクレオスの Mrスーパークリヤー半光沢 、床下機器とスカートがクレオスの スーパークリヤー艶消し です。

余談ですが、塗料の乾燥を待つ間に車輪の清掃も行いました。H級機関車は頻繁に分解できないので、こういった機会を上手く利用して清掃すると良さそうです。

●再組み立て
基本的に分解の逆順です。が、シャフトの取り付けがコツを要します。私の場合、

先に2位側にシャフトを差し込み、次に1位側に差し込むと上手くいった気がします。また、説明書にあるように組み立て後の試運転は念入りにしましょう…これもH級機関車ならではでしょうか(汗)

●エピローグ
ということで、

EH500は無事に全検(Nゲージ的な意味で)を終えました。
ところでこのEH500は私の元に来てから勤続6年、そろそろM9モーターの寿命が来そうな気が……そしたらモーター換装ですね出来るとは言ってない

最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m  


Posted by 豊田高専 鉄航研  at 01:52Comments(0)せいかいくんさん

2019年08月02日

2019年おいでん臨の記録(+α)

お久しぶりです。せいかいくんさんです。
今回の記事は7月28日に三河山線・豊田線で運行された豊田おいでん祭りの臨時列車についてです。

●2019/7/28 三河山線・豊田線おいでん臨





↑知立駅3番線 回送 3313F
普段は三河線用の6000系が留置される知立駅3番線に3Rが… この編成は豊田市~土橋のピストン運用に充当されました。
もう1編成の臨時列車には3500系が充当されたらしいですが、直接見ることはありませんでした…orz




↑豊田市駅2番線 普通|豊田市→折り返し 回送 3155H
こちらは豊田線からやって来た臨時列車です。名市交車の回送幕は久しぶりに見た気がします。


↑豊田市駅2番線 梅坪方ホーム端
………???
臨時速度制限標識……?

テスト週間真っ只中のため沢山の記録は取れませんでしたが、珍しい物を見られて満足です。

●その他雑談
ようやく夏休みが始まりますが、夏休みは鉄航研の活動としても書き入れ時なのです。また良い報告ができたらいいな…と…… とりあえず熱中症で倒れないように警戒します。

追伸 知立要塞駅の建設も進んでいるようです。また記録を取りたいですね…

今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  


Posted by 豊田高専 鉄航研  at 21:41Comments(0)せいかいくんさん

2019年04月20日

三河の鉄道撮影雑記―春

こんにちは。花粉の影響により目が尾灯と化したせいかいくんさんです。

今回は地元で適当に撮ってきた写真を紹介していきます。Twitter等で既出の画像もありますがご了承ください…

まずは名鉄西尾線

▲6500系後期車(車番は記録せず) 急行|吉良吉田

▲5000系(車番は記録せず) 急行|佐屋
(上記2枚とも米津~南桜井での撮影)
西尾線らしいド田舎田園風景ですね。もっと高性能なカメラで出直したいところ…(なお資金)


▲6002F 急行|吉良吉田(吉良吉田・幕は折り返し列車の設定に変更済み)

▲6514F モ6464(6514F・吉良吉田)
お ま た せ
い つ も の
吉 良 吉 田


ちなみにこの写真のみ駅メモの「おでかけカメラ」を使用しています。なほ可愛い

続いて名鉄三河線

▲6042F モ6242

▲6042F ク6042

▲6040F ク6040
(上記3枚とも知立での撮影)
知立駅移転60周年記念HMです。1週間で2編成全て制覇できて嬉しいです。

最後にJR東海道本線


▲311系 海カキG1編成他8連 普通|豊橋(三河塩津)

▲313系 海カキY15編成他8連 普通|浜松(三ヶ根)

自称引きこもり(?)にしては最近はよく出かけている気がします。高専生にはしっかり10連休があるみたいなので、その間にまたどこかに行けるといいな…(などと)

最後までご覧いただき、ありがとうございました。  
タグ :名鉄JR東海


Posted by 豊田高専 鉄航研  at 18:24Comments(0)せいかいくんさん

2019年03月21日

KATO V11複線線路セットで遊んでみた

こんにちは。せいかいくんさんです。
最近、こんなものを買ってみました。



じゃーん

KATOのNゲージ線路セットの一つ
V11 複線線路セット
そして
パワーパック スタンダードSX
N用ACアダプター
です。
今回はこれらを軽く紹介したいと思います。

●パワーパック回りを見てみる



早速ですが開封します。ACアダプターは2分割です。




パワーパックをアップで。特に語ることはありませんが…
そしてこれらを組み立てると



こんな感じ。特に変わった構造ではありませんね。
ちなみに



某Youtuberも言及していましたが、パワーパックの箱の中にはACアダプターも一緒に入れられるスペースが確保されています。何故にACアダプター別売にしたんですかねぇKATOさん

●線路を見てみる



線路セットの方はこんな内容です。レールの他、リレーラーやジョイナー外しもセットに入っています。



そして、このセット最大の特徴が、カーブにカントがあることです。画像は複線曲線線路R414/381mm-45゚で、これにカントがついています。上から見ても分かりにくいことに突っ込んではいけない



一方こちらは複線アプローチ線路R414/381mm(右)および(左)で、このレールは一端にはカントが無く、もう一端にはカントがあり、カーブの始点と終点に使われます。どっちがカント付きなのか分かりにくいですが、



裏から見て、矢印があるほうがカント付きです。それも見づらいことに突っ込んではいけない カメラで写すと分かりにくいだけなのでご安心を…肉眼ならちゃんと見えます。

さて、カントがどれくらいあるのか、気になる方が多そうですが…




うっっっっわ凄い格好いいじゃん

……語彙力を失っていますが、なかなか良い角度です。これまでカント無しのレールに慣れていた身としてはかなりの感動を覚えました。
ちなみにKATOの宿命のライバルTOMIXにもカントレールが存在します(ワイドPCレール)。私はこちらを持っていませんので直接比較はできませんが、どうやらKATOもTOMIXもカントの大きさはあまり変わらないようです。

忘れかけていましたがこの線路セットの枕木は全てPC枕木となっていることも大きな特徴です。現代の幹線の車両が良く似合いそうです。お前旧型狂だろ

では、取説通りレイアウトを展開してみます…



ナニコレナガスギ

…サイズ見誤ったなこれ

注意:線路セットを購入される際は部屋の寸法をよくご確認ください

想像以上の大きさでした。参考までに画像左下の方にEF64-1000と旧型客車3両を停車させています。



とりあえず試運転です。カントでの脱線やカプラー自然解放が心配でしたが、そのような不具合は無く、快適に走ってくれました。



このセットは比較的に曲線線路が多く含まれ線形が悪く、変化のあるレイアウトを組むことができることも大きな魅力ですね。カント付きであることも加わって後戻りできなさそうです中毒じゃねえか

みなさんもこのセットで、カントレールの魅力という沼にはまってみてはいかがでしょうかしっかり沼に引きずり込んでいくスタイル

●おまけ



3月18日、最後の旧塗装パノラマスーパーである1030系1131Fの廃車回送(新川検車区→東名古屋港)が行われたとのことです。
幼い頃から見慣れたあの姿が二度と見られないことはとてもショックですが、リニューアル改造を受けた1000系を始めとする車両たちの今後の活躍に期待しましょう…あの迷鉄のことだから旧塗装復刻とかやりそうだし

最後までご覧いただき、ありがとうございました  


Posted by 豊田高専 鉄航研  at 20:47Comments(0)せいかいくんさん

2019年02月25日

知立要塞建設中

お久しぶりです。せいかいくんさんです。

今回は絶賛進行中の知立要塞建設工事……もとい、知立駅高架化工事の様子をお届けします。

まずはこちらの地図で現状を説明します。超下手ですが許して

この地図の網掛けの部分は柵で囲まれ、工事が行われています。工事内容は推定です。また、丸数字は写真を撮影した視点です。

では、知立駅の仮6番ホームからの視点①から写真をどうぞ

資材が大量に置かれ、重機も数多く見られます。

信号機ェ……
ちなみにここに立っていると、何やら

ジィー…… ジィー………

という音がします。溶接かと思われます。

工事現場の脇を走る6500系

続いて視点②、知立駅跨線橋から

旧6番ホームは撤去が進んでいました。クレーンの先端が少しだけ見えていますね……

視点③は名古屋本線の列車内から撮影しました。ブレが酷いですがご了承ください…

知立駅出発後すぐに撮影。何やらタンクのような物が見えますが何なんでしょうか…?

少し進むと、名古屋側と同様に大量の資材が置かれていました。

名古屋本線旧線の築堤は跡形も無くなり、更地になっていました。

奥の方に三河線の架線柱が見えます。名古屋本線の旧線の土地には三河線の新線が建設されると思われます。

やっべ架線柱入っちゃったよ

視点④は三河線列車内からの写真です。

奥に見えるのは名古屋本線です。おそらくはこれが新線の完成形でしょう。手前の土地ですが、名古屋本線は完成した上、三河線の新線とするには不自然な位置にあり、用途は不明です。

最後は視点⑤、再び名古屋本線の列車内からの写真です。

三河線の線路が見えます。名古屋本線旧線の築堤の端のコンクリートの部分だけが残っていますが、近く撤去されると思われます。

以上、極めて雑なレポートでした。春休みに入って暇なので、知立駅周辺を徒歩でも調査してみたいですね。

●おまけ
お前模型ネタはどうした
と思われる方がいるいないかもですが

こんな物が届いておりまして

ってことで次回の私の記事は久しぶりの模型ネタになりそうです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
  

Posted by 豊田高専 鉄航研  at 19:44Comments(0)せいかいくんさん

2019年01月20日

しでぇぇぇぇぇぇん

こんにちは。せいかいくんさんです

諸用により豊鉄東田本線(豊橋市電)に乗ってきました。駅前のホームに上がったら


本命(T1001・ほっトラム)がいたので早速撮影タイムに

誕生10周年を記念してフォトコンテストが開催されているらしいので腕前に自信のある方は是非どうぞ

その後、ほっトラムに揺られて豊橋公園前へ…
発車時に鳴るベルが地味に凝ってたのが印象に残ってます

そして、東八町交差点の歩道橋でスマホカメラを構えることにしました



▲3501号車
今や非常にレアな吊り掛け駆動車です。いい感じの駆動音を響かせながら走って行きました
これだけでも結構嬉しかった訳ですが



▲3504号車
まさかの連続吊り掛け。現代でこのような光景に遭遇できたことに感動です



▲786号車
780形のインバーター音も好きです。豊鉄では最大勢力の形式なので、割とよく聞けます


▲801号車
名鉄最後の路面電車である800形は3両製造され、うち2両が福井へ、残りの1両が豊橋へ渡りました。が、福井ではあまり出番が無い(連接車でないのが原因…?)らしく、近いうちに3両全てが豊橋に集結するとの発表がありました



▲T1001号車
乗った車両が赤岩口から帰ってきました


▲783号車
780形の広告車ではこれが一番の推しです。凄く厳つい…

本音は停留所から撮影したかったのですが、停留所が非常に狭い上に、諸事情により巨大な荷物を抱えていたので断念…

また行けたら通常塗装のT1001やおでんしゃを撮影したいですね

おまけ

▲6008F
吉良吉田にて。久しぶりに上手く撮れました

今回の記事は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございます ノシ  

Posted by 豊田高専 鉄航研  at 10:46Comments(0)せいかいくんさん

2018年12月31日

西尾線で撮り納め

こんにちは。せいかいくんさんです。
西尾線桜町前駅付近で2018年の撮り納めをしてきましたのでその報告です。

なお、写真は全てスマホ(AQUOS)での撮影のため、基本的にしょぼい写真しかありませんがご了承ください。



▲1052レ 普通 西尾(6808F)
2両だとローカル輸送らしさがマシマシですね。飾り帯の汚れが… ちなみにこのタイプの前面を「鉄仮面」と呼びます。


▲1147レ 急行 佐屋(6408F)
30分に1本ある吉良吉田~佐屋急行キラーですが、ラッシュ時間帯も増結されることは無く大混雑するそうな… 西尾線に有効長4両の駅がありすぎるせいです


▲1042レ 急行 吉良吉田(5002F)
今回の撮影中に唯一やって来た銀電です。5000系は運用が必ず4両単位になるせいか、キラー運用でよく見る気がします。



▲1151レ 普通 新安城(6808F)
最初のやつの折り返しです。


▲1150レ 普通 西尾(6800系 車番の記録を忘れていました…)
先程の鉄仮面に対し、こちらの前面は「金魚鉢」と呼ばれます。私は鉄仮面推しです。



▲1243レ 急行 佐屋(3527F)
3500系は更新改造の真っ只中で、更新改造済みの編成は行先幕がLEDとなり、インバーターも交換されています。写真の編成は未更新ですが、いつ頃見納めとなってしまうのでしょうか…

もっと暖かくなったら朝の特急も撮影したいですね。
今回は以上です。それではよいお年を…  

Posted by 豊田高専 鉄航研  at 14:09Comments(0)せいかいくんさん

2018年11月23日

旧型国電の車内を見てみよう@リニア・鉄道館

こんにちは。せいかいくんさんです。
今回は中間テスト爆死記念にリニア・鉄道館の特別車内公開イベントに参加してきたのでその様子をお届け致します。
追記:今回の写真は筆者が興奮していたためボケ等の不具合が多くなっております。ご了承ください…

●52系電車 モハ52004


特別車内公開1両目は流電ことモハ52形です。戦前に関西の急行(現代における快速みたいな立場です)運用に充当され、晩年に飯田線にやって来たことも知られ……ているのでしょうか(?)
早速車内へin

うおっ……エモい…
ニスの色がいい味出してます。

クロスシートをアップで。直角に立った背もたれや狭い座席間隔などに時代の違いを感じます。よくぞこれで急行なんて名乗ったものだ

車端部です。照明の飾りに優等列車らしさを感じます。座席も少しは凝ろうよ鉄道省さん
ちなみにオールクロスシートではなく、車端部やドア付近にロングシートがあります。

乗務員室はこの通り。流線型故にちょっと独特な様子。ちなみにメーターが写っていますが

なんとなんと圧力計×2のみ

といった感じで、現代とはかけ離れた仕様なのですが、この後紹介する車輌ではさらに凄いことに…

●63系電車 モハ63638

特別車内公開2両目こちら。モハ63形です。戦時中・戦後すぐの混乱期に資材を徹底的に節約して大量に製造された元祖走ルンですとも言うべき車輌で、後に改造されつつ高度経済成長期まで通勤輸送を支え続けました。ちなみに手前に写っているのはモハ63形の改造後の車輌であるクモハ73形のNゲージです。これがやりたかっただけだろ
さて、収蔵車輌エリアに収まるこの車輌ですが、この車内を見学するには事前の電話予約が必要です。無計画に訪問しても車内には入れないのでご注意を。絶対オタク向けの企画だよなこれ
ちなみに私が行ったときの参加者は私と母の二人だけでした。間違いなくオタク専用企画だと確信
では、ガイドさんの案内で、普段なら入ることの無い収蔵車輌エリアの柵の中へ入って行きます…

柵の中から正面を撮ってみます。見事なまでの切妻
そしていよいよ車内へ…

完全板張りの座席にニス塗りさえも省いた床板…

屋根に目をむければ骨組み丸出しの屋根に裸電球…当時の情勢の厳しさが伺えます。運べばいいんだよどんな手を使ってでもなぁ←製造当時は本当にこれだけ需要が逼迫していたそうな…

この車輌の特徴である三段窓も、大きなガラスが調達できなかった故のもの。中段が固定され、上段と下段が開きます。

貫通扉は引き戸ではなく、手前に開くもの。しかも開けた先の貫通幌まで省略されており、乗客が移動することは考えられていないような仕様です。

この車輌を語る上で外せないのが「桜木町事故」という大事故です。
工事中の架線にモハ63形が突入して火災が発生し、可燃素材を多く用いた本形式には約10分で火の手が回り全焼。満員の乗客は中段が開かない三段窓や、内側に開く貫通扉からの脱出はできず、さらに非常用ドアコックの位置は隠されていたために、この事故で106名もの命が奪われました…
この事故を契機に各車輌の事故対策が強化され、モハ63形はクモハ73形やモハ72形に改造されたということです。
現在の鉄道の安全の裏には、このような大惨事の歴史があることを知っておいてください。

●おまけ
・955系新幹線電車 955-6

300Xです。この車輌も特別車内公開されていましたが、旧型ではないのでおまけとしました。

車内に機器が配置されているのが試験車輌らしいです。見学時は機械に足をぶつけないようご注意を。
・35系客車 オハ35-206

お前本当にこれがやりたかっただけだろ

●あとがき
愛知DCの恩恵は私のような旧型オタクにまで及んでいましたとさ(爆)

なお、モハ52004・モハ63638・955-6の車内特別公開は2018年12月3日まで(モハ63638は休日のみ)とのことです。興味のある方はお早めに…
追記:公開イベントは終了しました…

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  

Posted by 豊田高専 鉄航研  at 20:04Comments(0)せいかいくんさん

2018年10月13日

着色済みエコノミーキットの製作 後編

こんにちは。せいかいくんさんです。
この記事は前回の「着色済みエコノミーキットの製作 前編」の続きとなります。

さて、後編では台車などを取り付け、更に簡単なディテールアップを行い車輌を完成させます。
●車体への色差し

今回はこちらの塗料(タミヤのエナメル塗料各種)を用いました。

ニュートラルグレーで主抵抗器を、

クロームシルバーで前照灯を、レッドで尾灯を、それぞれ塗ります。基本的には筆塗りですが、尾灯はかなり小さいので、爪楊枝の先に塗料を少量だけ付けて塗ると良いと思います。
●台車の改造

こちらはキット指定の台車、TR23です。初期状態ではアーノルドカプラーが付いていますが、

これをTNカプラーに変更します。

台車をこのように解体し、アーノルドカプラーをTNカプラーに差し替えるだけでOKです。
ただしTNカプラーの台車側のピンが長く、そのままでは首を振ってくれない場合があるので、このピンは切断します。

こんな感じになります。
●最終組み立て~完成
先程の台車、及びパンタグラフを取り付け、車輌マーク(インレタ)をいれれば……

完成です。

正面から。

側面から。主抵抗器への色差しがいい感じにエモいです。ちなみにセミクロスシートに改造された車輌を想定したため、車番はクモハ51としています。
●あとがき
いかがでしたでしょうか。着色済みならではの苦労もありましたが、楽しく作業することができました。
着色済みエコノミーキットで、キット製作の楽しさを一人でも多くの方に知ってもらえたらと思います。

ところで、3週間後の11/3(土)と11/4(日)はこうよう祭です。巨大ジオラマや乗用鉄道模型を始め、私のNゲージ車輌も展示する予定なので、皆様ぜひこうよう祭にお越しください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
  


Posted by 豊田高専 鉄航研  at 15:55Comments(0)せいかいくんさん

2018年10月13日

着色済みエコノミーキットの製作 前編

皆様お久しぶりです。せいかいくんさんです。
今回のネタはこちら。

グリーンマックスが工作派模型鉄たちに激震を与えた(?)着色済みエコノミーキットですが、未だに製作記が存在しないようなのです…。そこで今回は、着色済みエコノミーキットの作り方を、「クモハ41形制御電動車(茶色)」を例に紹介してみたいと思います。
なお、私もまだまだエコノミーキット初心者であり、多少雑な点があるかと思われますがご了承ください。
●準備
とりあえず開封し、中身を見てみます。

屋根と床板、それに側面と前面と妻板のランナーに色がついていますが、それ以外は通常のエコノミーキットと同じ感じです。説明書も実車の解説が一部削除された以外、エコノミーキットのままでしたw

そして今回用いた別売パーツと、接着剤の一覧です(一部は後編で使います)。瞬着使わないのかと思われるかもしれませんが、瞬着は乾燥する際に周囲を白化させる場合があり、既に塗装が完成しているこのキットで使うと塗装し直しになる羽目になります。
●屋根と床板の製作

まずはランナーからパーツを切り出しますが、塗装面に影響を与えないようにゲートの途中で切断します。余分のゲートやバリは紙やすりで削り落とします。カッターやニッパーで深追いしようとすると塗装面に跡がくっきり残ってしまいます。

ベンチレータのバリが凄いことになっていますが、気合いで乗り切りましょう(汗)。コツとして、ベンチレータの側面を上から下に向けてやするとバリが下に折れるので、これをカッターで切り落とすと上手くいきます。

屋根の裏からパーツの取り付け穴を貫通させます。使わない穴もいくつかありますので、開ける穴を間違えないよう説明書をよく見て行いましょう。

各パーツを接着し、屋根の完成です。ちなみにランボードをゴム系接着剤で、他はタミヤセメントで接着しています。

床板については通常のエコノミーキットと同様に組み立てます。ウエイトをゴム系接着剤で接着し(オモリドメというパーツがありますが、効果がありません)、床下機器は左右に注意してタミヤセメントで接着します。床下機器の上面は軽めにやすると良いでしょう。
●車体の組み立て~完成
さて、ここからが正念場です…。
ランナーをアップで。

14箇所に及ぶゲートを…

塗装面に一切影響を与えずに…

紙やすりで処理します。ちなみに、

私はこのように紙やすりを木片に巻いてやすりますが、こうしたゲートの処理は木片の角の部分を用いると上手く行きやすいですね。

やすり作業を終えたら一度テープで仮組してみます。今回は仮組で、前面と妻板の幅が屋根に対して広いことが発覚し、やすって調整しています。

仮組とその調整に満足したら、L字に組み、

続けて口の字にします。接着の際、接着剤が塗装面にはみ出ると見栄えが悪くなるので、ここでも要注意です。

屋根は反っていることが多いので、テープで側面に密着させたうえで流し込みタイプのタミヤセメントで接着します。

最後に窓と貫通幌をゴム系接着剤で固定し、車体の完成です。

前編はここで終了となります。
後編「着色済みエコノミーキットの製作 後編」では台車やパンタグラフの取り付け、そして簡単なディテールアップを紹介いたします。

後編をお楽しみに……





  


Posted by 豊田高専 鉄航研  at 13:31Comments(0)せいかいくんさん